今回のインタビューは、ミベルフェイシャルサロン・関口さんのお友達が勤めているトリミングサロン「ミルハウス」さん。 ワンちゃんを飼っている方、飼いたいと考えている方には是非読んでいただきたいと思います。
トリマーの仕事の流れを教えてください。
まずは、ご希望のカット内容をヒアリングします。足の形はこうしたい、といった細かい要望を持っている方も多いので、それぞれ詳しく聞いて。最近ではトリミングの雑誌を持参したり、インスタで見たカットを参考にしたりして、「こんな感じにしたい」と申し出てくださる方も多いですね。もちろん「おまかせで!」でも大丈夫ですよ。
続いて、オプションについてお伺いします。通常のシャンプーとカットのほかに、歯磨き、肌のケアなども一緒に行うかどうか。人間の髪の毛と同じように、ワンちゃんの毛もシャンプーをするとキューティクルが開くため、パックで保湿するととても調子が良くなるんです。
時間はどれくらいかかるのでしょうか?
犬種にもよりますが…だいたい2時間から3時間くらいワンちゃんをお預かりします。時間は毛の量などの状況に応じて変化しますが、最低でも2時間くらいはかけるようにしています。「早く仕上げてほしい」とおっしゃる方もいるのですが、スピードを求めるとワンちゃんのストレスになってしまうので、あえて少し長めにお時間をいただいています。
ワンちゃんの健康状態もチェックしていただけると伺いました。
私も犬を飼っていますが、飼い主が毎日ワンちゃんの健康状態をチェックするのは難しいものです。そこでトリミングの際には、動物看護師の経験があるスタッフが耳の中や肌の様子を確認するようにしています。そこでちょっといつもと違う点があれば報告して、気になるようであれば動物病院へ、と促します。
独自のサービスはありますか?
仕上がりに写真を撮って、プリントしてお渡ししているのですが、これはすごく好評ですね。きれいになってすぐの状態を撮れるのはトリミングサロンの特権です。誕生日だからかわいく撮ってほしい!とお願いされることもあります。みなさん、ワンちゃんをお子さんのように愛でていらっしゃいます(笑)。 ちなみに、こちらのセットは1ヶ月に1回くらいの頻度でリニューアルしています。シーズンに合わせて、キレイな写真が撮れるように工夫しているんです。
どこで技術を学びましたか?
前橋のトリミング専門学校で学びました。技術に特化している学校で、ふつう2年間で卒業するところ、私はトリミングの大会に出たかったので加えて3年間勉強しました。動物病院で看護師とトリマーを経験したり、桐生のドッグラン付きサロンで働いたり、ドッグカフェで働いたり。
また、過去の仕事先でトリマーの先輩に、とても技術のある方がいて。仕上がりがすごく綺麗なんです。他の人の技術って自分と全然ちがうな、とその時思いました。私は5年、スタッフのMちゃんは去年の春から働いていますが、後輩からも学べることはたくさんあります。
トリマーを目指すようになったきっかけは何でしょう?
子供のころからペットが家にいて、ペットが好きだったんです。動物看護師かトリマーか悩んだのですが、技術が身についていく感覚が好きで、現在はトリマーを選んでいます。
とはいえ、お仕事は大変かと思います。どんなことがあって続けられているのでしょうか。
ワンちゃんたちが可愛くなるのも嬉しいですが、なにより飼い主のみなさんが喜んでくれるのが嬉しくて続けています。最初はみなさん不安な表情でワンちゃんを預けるのですが、お迎えに来て可愛くなったワンちゃんを見ると、すっごい笑顔になってくれて。疲れがすべて吹き飛んじゃいますね。
ペットを飼っている方に向けて、アドバイスがあればお願いします。
見た目だけ気にするのではなく、体調も気にしてほしいですね。毛並みより肌を気にかけてあげてください。皮膚が赤くなっていたり、耳がまっくろになっていたりすることに飼い主さんが気づかないと、結局ペットが苦しむことになってしまいます。
お金をかける=大事にしている、というわけではありませんが、人間でもお風呂に入るように、快適に過ごせる状態を保っていただきたいですね。爪も放置すると肉球に刺さってしまうことがありますから、とにかく予防の心をもつことが大切です。
また、ミルハウスではトイプードル専門でブリーディングも行っており、子犬の情報をWEBサイト(http://miruhouse.com/info/breeding)に掲載しています。ワンちゃんを飼ってみたい!と思ったら、ぜひミルハウスさんにご相談してみてください。
ミベルフェイシャルサロン
https://www.mibell-facial.com/